垂水漁港は、明石海峡の影響で潮の流れも速く、場所も広く安全に釣りが楽しめますが、どんな釣り方や準備が必要だろうかと初めての方は悩みますよね。
この記事では、垂水漁港で初心者の方やファミリーでおすすめな釣り方を厳選して3つにまとめてみました。これを参考にぜひ週末の天気のいい日は垂水漁港を訪れて下さいね!
平磯海釣り公園やアジュール舞子が人でいっぱいの時は、ぜひ訪れて楽しい釣りにチャレンジしてみましょう。
垂水漁港の詳しい場所に関してはこちらの記事を参考に!
定番のサビキ釣りでアジ・イワシ・サバを狙ってみよう!
サビキ釣りは、堤防釣りの中でも定番中の定番で、特に垂水漁港はどこでも安全にファミリーでサビキ釣りをすることができます。
サビキ釣りのターゲットは、やはりアジ・イワシ・サバ。これらの魚は常に群れを作り、一か所に留まることなく回遊しています。朝夕マズメになると、堤防の足元付近まで回ってくるので、時間が合えば、垂水漁港の一番奥の湾の中でもアジやイワシなどを釣ることができます。
少しでも大きなアジを狙うには、やはりウキを付けたちょい投げサビキが有利です。遠投サビキなら、船の通る道や潮通しのいいポイントを流すことが出来ます。
垂水漁港で釣れるアジは、瀬付きの金アジで、7月から8月頃に旬を迎えます。特に20㎝前後の金アジは脂が良く乗って絶品です。
垂水漁港内でアジの数釣りが楽しめるのは6月から9月頃までがメインで、10月頃からアジのサイズは大きくなっていきますが、数は徐々に減ってきます。湾内奥で安定的にサビキ釣りで釣れるのは6月~9月いっぱいぐらいでしょう。
10月以降になると、徐々に水温も下がり、アジのサイズも20㎝~30㎝が混じり始めます。ちょい投げサビキ仕掛けの出番ですね。堤防の先端から沖の底付近を狙うと型のいいアジが釣れます。
だいたい年明けぐらいまでちょい投げサビキで型のいいアジが釣れます。また、春先4月頃には産卵前の大アジが釣れることもあります。
アジが釣れる時間帯は、ずばり朝夕マズメ。6月~9月ぐらいまでは、日中でもアジが釣れますが、効率的に数を釣りたいなら朝夕マズメを狙いましょう。
10月以降になると、日中では厳しいので、釣れる時間帯は日が沈んでからの半夜釣りになります。潮周りや潮の流れをみて釣りをするのがオススメです。
また、垂水漁港では、アジだけでなく大サバもちょい投げサビキで狙うことが出来ます。大サバは、回遊しているのでどのタイミングで釣れるかは分かりませんが、だいたい夜の潮通しのいい堤防の先端から遠投することで釣れます。時期は10月~12月がおすすめです。
おすすめ堤防サビキ釣りの基本仕掛け(竿の長さ分まで)
まずは、サビキ釣りの基本仕掛けから説明しましょう。ウキを付けないので、竿分の長さ限定で足元にサビキの仕掛けを落として釣ることになります。沖に遠投することはできませんので、初めて釣りをされる方はこのサビキ釣りがもっとも簡単でシンプルな仕掛けかなと思います。
さらにシンプルにするにはのべ竿でサビキ釣りをすることです。リールを使わないのでさらに簡単になります。マキ餌を入れるサビキカゴは、上に付けるタイプと下に付けるタイプがありますが、下に付けるタイプの方が分かりやすくて一般的です。
サビキ釣りに高い竿とリールは必要ありません。3㍍~4㍍までが使いやすく、リールのないのべ竿でもOKです。ダイソーに売っているロッド&リールセットでもサビキ釣りはできます。
サビキ仕掛けセットは4号から太くても6号までを選びましょう。投げる必要がないので、太い仕掛けは必要ありません。3枚セットになったものが安くてお買い得です。サビキカゴは8号でOKです。
サビキ用のコマセは、アミエビのみ。最近では、手が汚れなくて匂いも付かないチューブ式のアミエビが人気!通常のアミエビよりも割高で集魚力は落ちますが、手や車が臭くならないことで利用者が急増しています。
アジパワーなどの専用の集魚剤を混ぜればより効果大です!
釣り方は簡単で、仕掛けの準備が出来て、アミエビもカゴの中に入れたら、ゆっくりと竿先の真下に挿入します。撒かれているアミエビと仕掛けが離れると食いが悪くなるので、投げたりせずに竿先の真下に挿入します。仕掛けがすべて海中の中に入ったら、ゆっくり大きく上下に振って誘って下さい。
サビキ釣りで一番厄介なのが仕掛けのもつれで、多くの場合何匹ものアジが釣れた時にぐちゃぐちゃになってしまいます。慌てずに仕掛けをピンッと張った状態で一番下のハリから順番に外していくと不思議ともつれません。針外しと魚つかみグリップがあると便利です!
よく、堤防で釣ったアジを常温の海水が入ったバッカンに大量に入れてる方を見かけますがこれはNGです。小さいアジは釣ったらすぐに海水と氷が入ったクーラーかバッカンに約30分程度入れて下さい。大きいアジは、エラを切って海水で軽く血抜きをした後、すぐに海水と氷の入ったクーラーに30分程度入れて下さい。
出来れば、氷水が海水に混ざらないように袋に入れた方がより新鮮に魚を持って帰ることが出来ます。
冷水でアジやイワシは完全に絞まります。帰るときは、海水を抜いて、ジッパーなどに入れてよく冷えたクーラーに入れて持ち帰って下さいね。
ちょい投げサビキ釣りで少し沖のアジやサバを釣ろう
ちょい投げサビキは。ウキを付けて投げるため全体的に仕掛けが長くなりますので、出来ればロッドは4㍍以上あった方がいいでしょう。長いと使いずらい!と感じる方は、まずは、4.5㍍から慣れていくのがいいでしょう。
遠投ウキは6号~8号でサビキカゴはウキに合わせて6号~8号を用意。サビキ仕掛けセットは6号から8号までを選びましょう。それに合わせてウキ止め、シモリ玉、カラマン棒も同時に購入。カラマン棒は、ウキが仕掛けに絡まないようにサビキ仕掛けの上のサルカンから約30㎝上にセットがポイント。
アミエビにアジパワーなどをブレンドすると集魚力が上がるだけでなく、遠投時に飛び散りにくい。胴付仕掛けを連結させる場合は、オキアミを用意しましょう。
朝や夕方など周りでアジが釣れていればタナは浅い方がいいですが、日中ではアジは底付近にいることが多いので、しっかりとタナを合わせましょう。
まずはエサを入れずに釣りたいポイントに投げます。何度も投げながらタナを深くしていき、ウキが倒れるまで深くしていきます。ウキが倒れたら、そこから少しだけ浅くしてウキが立つようにセットします。
少し手間ですが、これをやるだけで後に釣果や魚のサイズや種類が変わってきます。
すべての準備が整ったら、仕掛けの投入です。投げる時に必ず後ろを見て人が居ないか確認しましょう。
仕掛けが重たいので、振り子のようにして竿のシナリを使って、大きく竿を振って投入します。軽く飛ばしても20~30㍍ぐらいは飛びます。あとは、ウキが沈むのを待つだけです。釣れないときに時たま竿を上下に振って誘ってみるのも効果的ですね。
サビキ仕掛けに胴付仕掛けをセットするだけで釣れる魚種が一気に増えます。その場合、別に冷凍オキアミや活きエビ、虫エサなどを用意する必要がありますが、1本の竿でサビキ釣りと胴付釣りを一度にやることが出来るので、昼間底付近にいることが多いカサゴ・アコウ・メバル・チヌ・真鯛などの魚種が狙えます。
色んなエサを用意して試して下さいね!
人気のエギングでアオリイカ狙い!
垂水漁港は、3つの波止があり、周辺の漁港にはない複雑な潮の流れになっているため、9月中頃になるとたくさんのアオリイカが湾内に入ってきます。秋の週末になるとあちらこちらでエギングをする人が増えます。
垂水漁港内のアオリイカは、9月中頃から秋シーズンが始まり、10月に入っても全体的にサイズが小さく、個体数も多くはありません。1日頑張っても5杯ぐらいまででしょう。ですが、9月~10月にかけて垂水漁港の一番奥の小波止でも安全に釣れることもあって非常に人気が高い釣り方です。
11月や12月初旬までエギングでも釣れますが、安定した釣果を目指すならアジの泳がせ仕掛けがオススメです。
垂水漁港でのアジング・メバリング・エギングは、昼間より夕マズメから夜間がおすすめですが、夜間の釣りは、くれぐれも注意して下さいね。
エギングの基本仕掛け
垂水漁港内でサビキと同じくらい人気のエギング。毎年9月頃になるとエギをぶら下げたエギンガ―が訪れます。エギングの仕掛けはいたってシンプルで、ベテランから初心者までほぼこの仕掛けでOK。しかも、釣って楽しい食べておいしい訳ですから人気が出るのも当然ですね。
以前釣果があった場所で釣るのが最も効率がいい。特に秋の数釣りシーズンになると堤防のあちこちで墨跡が発見されます。先行者がいなければ、場所を確保しましょう。
まずは、定番色のピンク・オレンジ系からセットしましょう。これで反応なければ、ナチュラルカラーにチェンジします。日中ならブルー系、夜間なら茶色・グリーン系がおすすめです。それでも反応がなければサイズダウン。
エギングは、一旦ボトムまで沈めてからスタートとなります。この沈めている間にもアオリイカが釣れるので集中してください。
シャクリ方は色々ありますが、基本は一段シャクリ・二段シャクリ・ショートジャークです。これらを織り交ぜたり、スピードを変えたりしてアオリイカに対して誘いをかけます。
アオリイカは、このフォール中にエギを抱いてきます。ですので、フォール中はロッドをピタッと止めてください。フォールは、リールのベールを返して自由に落とすフリーフォールとテンションを掛けながら落とすテンションフォールがありますが、時期や潮の流れや場所によってどちらがいいか変わるので、色々と試してください。
秋のアオリイカは、垂水漁港内全域で釣れますので、カラーチェンジしても釣れなければ、どんどんとテンポよく場所を移動してキャストする方が釣れる確率は上がります。
日曜日は平磯海釣り公園でナイター釣り🎣
— オブリエ釣り日記 (@ovlier_12) October 25, 2021
釣り客多すぎ💦
夕方7時の時点で1.4キロある釣り場ほぼ10メートル間隔で人
エギングとかほぼ無理👎
アオイソメ買ってきてて正解😆
ウキ釣りか探り釣りしか🎣出来そうにない。
なんとか26センチのメバルGET🤤#大サバ#メバル#釣果#平磯海釣り公園 pic.twitter.com/i8Jeb1jPr6
胴突(付)仕掛けでメバル・ガシラ・マルハギ狙い
胴突仕掛けは、サビキ釣りと同様に非常にシンプルな仕掛けで初心者でも簡単にセットすることが出来ます。
サビキ釣りに飽きてきたら、サビキ仕掛けとコマセカゴを取り換えて胴突仕掛けセットとナスオモリを付ければ完成です。
垂水漁港での胴突仕掛けは、堤防の足元を狙うため長い竿はいりません。女性や小さいお子様が扱いやすい竿が良いでしょう。リールは、ナイロン3号~4号を50㍍巻ければOK。サビキ釣り用と同じでもOKです。
サビキ仕掛けと同じ要領で仕掛けをセットし、一番下にナスオモリ8号をセットします。
釣り具屋に行けば、メバル用・ガシラ用・カワハギ用と3タイプが販売されていますが、メバル・ガシラ用とカワハギ用をそれぞれ購入しておけば良いでしょう。
エサは、垂水漁港近くにあるエサ屋さんで事前にオキアミ・シラサエビ・アオイソメなどを購入しておきましょう。オススメはシラサエビ。
シラサエビを活かしておくには、活かしクーラーとエアーポンプが必要です。夏場など暑い日は、シラサエビがすぐに弱るので必ず日陰に置いてください。
仕掛けの準備が出来たら、仕掛けは堤防から1㍍以内を底まで落とします。底にオモリが着いたら少しだけ浮かしてアタリを待ちましょう。アタリがあると、手元までダイレクトに伝わりますので、魚が掛かると即合わせして、巻き上げます。
マリンピア神戸西側の堤防には、スリットがありますが、スリットの中に魚が隠れているのでオススメです。
大きな魚だとスリットの中に入ろうとして、ラインが擦れて切れる可能性があるので、素早く巻き上げましょう。
一か所で粘る必要はありません。場所が開いているなら色んな場所を探って行きましょう。足元に落とす胴突仕掛けは、場所を取らないので、転々と探って行った方が効率がいいですね。
こちらの記事も合わせて読んでくださいね