淡路島の最南端に位置する海水浴場 阿万海岸
阿万海水浴場は、SNSなどがない時代にはほどんど地元人にしか知られていない海水浴場でした。ここ数年で穴場的な海水浴場として知られ、夏休みシーズンには一気に人が押し寄せてる人気の海水浴場となりました。
コロナ化では、海開きもなくひっそり静まり返ってましたが、釣り場としては投げ釣りでキスが狙える立派なサーフエリアです。
阿万海水浴場は、四方が堤防に囲まれて潮の流れや波も穏やかで比較的水質もよく、ファミリー向けのエリアです。
その西側にある川尻と言われる堤防は、昔から地元の釣り人に愛された堤防です。現在は、水門工事の影響で釣り人が少なくなっていますが、潮通しも良く時期が合えばよく釣れる釣り場です。
阿万海岸・阿万川尻のココがおすすめ!
人が少なくて釣りやすい穴場的な釣り場 |
夏場はサビキ釣りでアジ・イワシ・サバが狙える |
10月以降に遠投カゴ釣りで大アジ、グレが狙える |
川尻の先端は潮通しがいいので青物も回ってくる |
投げ釣りでキスがよく釣れる |
全体的に水深がないのが残念 |
公衆トイレがない。海水浴場シーズンのみ利用可能 |
日が沈むとまったく人気がなくなり薄気味悪い |
【初めての方】阿万海岸・阿万川尻の行き方
阿万海岸は淡路島最南端に位置する穴場的な海水浴場
阿万海岸は淡路島でもっとも南側に位置する海水浴場で、淡路島内でももっとも水質のいい場所です。淡路島では、洲本や北淡が人気があるため阿万海岸や川尻は地元民と一部の都会からの釣り客のみで穴場的な場所です。
ここ数年コロナのため海開きはされておらず、水門工事でほぼ閉鎖状態にありましたが、2022年は海開きは行うようで、釣りも出来そうです。
釣り場所としては、①東側にある石畳の堤防 ②阿万海水浴場 ③海水浴場内のステージ ④阿万川尻の堤防です。
阿万海岸入り口から阿万川尻まで
現在、阿万海岸への入り口は1か所しかありません。こちらの水門を右に曲がれば阿万海岸の駐車場に入ります。
東側にある駐車場は、無料ですが大きくなく20台~30台ぐらいしか停めることは出来ません。夏の海水浴シーズ以外なら一杯になることはないでしょう。東側の石畳の堤防、海水浴場で投げ釣りをする方は、こちらの駐車場で車を停めた方がいいでしょう。
海水浴場センターにあるステージ、西側の海水浴場、西側の川尻の堤防で釣りをする方は、先ほどの駐車場右側の通りをそのまま真っすぐに行って下さい。センターハウスの後ろを通り抜けたところで行き止まりになるので、そこで左に曲がって海水浴場内に入ります。
海水浴場内にでは、車で自由に行き来出来るので、好きな場所に車を停めて釣りをすることが可能です。海水浴場内に入って右に曲がって更に真直ぐに行けば、阿万川尻の堤防まで行きます。海水浴場の西側の端は、水門工事で進入することは出来ません。川尻へは、ここで車を停めて歩いて行きます。
ブロックが積み込まれている脇を通り抜けて行くと川尻の堤防に入れます。
阿万海水浴場
阿万海水浴場は、四方が堤防に囲まれて流れも波も穏やかです。砂も入れているので遠浅になっています。隣の吹上浜ほどではありませんが、年間通して水質も良く夏場はキスやチヌが釣れます。
海水浴場のセンターに管理棟があり、トイレや自動販売機が設置されていますが、夏場の海水浴場シーズンのみ利用可能でそれ以外はトイレは使えません。駐車場は全面無料です。
海水浴場内は、釣りはOKですが、花火・火気の使用・BBQ・キャンプなどは禁止です。ゴミもなく、景色がいいので、天気が良ければそれだけでも満足できる立地です。
夏休みの海水浴シーズンになると朝9時から駐車場や海水浴場内の駐車場が一杯になりかなり離れた臨時駐車場に駐車となります。全て無料ではありますが、結構歩くので夏場の海水浴に来られる方は、8時までに来る必要があります。
阿万海水浴場のアクセスMAP
阿万海岸・阿万川尻の釣り場・ポイントMAP
好きなポイントをクリックしてね!
海水浴場東側 石畳の堤防
海水浴場の東側に位置する石畳の堤防です。左側のテトラ帯がなかった時は、先端は流れもあり、グレが釣れていたのですが、現在は堤防周りにはほとんど魚が居ません。
水深も非常に浅いので出来る釣りは、穴釣りか投げ釣り・アオリイカ釣りがいいでしょう。夏場には投げ釣りでキスが狙えます。
海水浴場センターステージ
阿万海水浴場のセンターにはステージがあります。このステージは、過去に花火大会を行い、ここでステージを作って芸能人を呼んでいた場所です。ここからも釣りをすることが可能です。
このステージの両端にちょっとして階段があり、大潮の満潮時に夜釣りでチヌが1ヒロで狙えるポイントです。ポイントは、階段の切れ目の波打ち際です。ただし、波があると足元を洗うので満潮時は特に要注意です。砂浜から狙った方が安全です。
正面からは投げ釣りがいいでしょう。広くてフラットのため釣りやすくなっています。
海水浴場 サーフ
阿万海水浴場のサーフは、東の石畳から西の川尻まで550㍍ほどですが、全面的に投げ釣りでキスが狙えます。西側の川尻に近づくほどシモリが多くなり根掛かりしやすくなります。各堤防から海岸に向かって投げ釣りをするのもアリです。時期によっては25㌢ほどのキスが釣れます。
阿万川尻 河口の水門付近
川尻の水門手前のポイントです。台風が近づいて堤防や海水浴場では釣りにならない時でも、ここはチヌが狙えるポイントです。画像真ん中にある排水口付近まで潮が満ちた時にチヌが釣れます。特に台風・雨後に熱いポイントです。
川尻堤防 西側テトラ
川尻の手前から中間ぐらいまでテトラが入っています。40㍍向こうに小さな堤防がありその間がチヌのポイントとなります。船が通る道ですが、水深が浅く満潮前後が狙い目でしょう。
中間に近づくにつれテトラ帯が一段低くなります。
西側テトラの端は、メバル・ガシラのポイントとなります。穴釣りでもガシラが狙えます。10月頃になるとアオリイカが狙えます。
川尻堤防 東側テトラ
東側のテトラ帯も釣りが出来ますが、テトラからだと水深が2~3㍍ほどしかありません。テトラから沖20㍍くらいはシモリが多く、チヌの好ポイントです。特にチヌが釣れるポイントは、テトラと階段の切れ目の沖20㍍くらいのポイントです。
川尻堤防 西側
川尻堤防の西側(吹上浜側)ですが、先端まで約70㍍ほどあり全体が好ポイントです。フラットで足場も良く釣りがしやすいファミリー向けのポイントです。
夏場から11月にかけてサビキ釣りで堤防から5㍍以内の範囲でアジ・サバ・イワシが狙えます。10月頃になると堤防際で20~25㌢の大アジが混じってきます。すべて夕マズメの時間がオススメです。
遠投カゴ釣りも有力で、30㍍~40㍍遠投すれば秋にはグレ・大アジが狙えます。また、10月頃からエギングでアオリイカも釣れます。
水深は、手前5㍍くらいまでは、2~3㍍くらいで沖にいけば少しずつ深くなりますが、全体的に浅いです。
川尻堤防 東側階段
堤防東側の階段は、約75㍍ほどあり座ることが出来るのでファミリー向けのポイントです。ただし、東からの風が強い時など満潮に近づくと沖からの波が階段を走るようになるので、流されないように注意が必要です。西からの風は非常に釣りやすいポイントです。
西側と同じで夏場にアジ・イワシ・サバが釣れるポイントです。投げ釣りでキス狙い、エギングでアオリイカ狙いがオススメです。
川尻堤防 先端
川尻の先端は、潮通しが良くすべてが好ポイントです。ただし、大潮の満潮時、波がある時は先端は危険で釣りをすることが出来ません。特にテトラ帯は、時期によっては海苔が貼り付いて滑るので特に危険です。
東向き(一文字側)は、メバル、ガシラ、アオリイカの好ポイントです。特に一文字との間はアオリイカの一級ポイントですので、10月以降はぜひ狙ってみましょう。メバルは、階段と先端のテトラの切れ目の沖あたりがポイントです。
先端の西側と正面は、グレ・メバル・青物の釣れます。正面は特に潮通しが良くハマチなどの青物が回遊してきます。
阿万海水浴場 沖一文字
阿万海水浴場の沖には2本の一文字があります。当然、渡船は出ておりませんが、海岸の砂浜から150㍍ほどの距離ですので手漕きボートでも十分に渡れます。内向きにハシゴがあるので、堤防に上がることが出来ます。
潮通しも良く、釣り荒れていないので、メバル・ガシラ・青物・グレ・チヌ・アオリイカなどが釣れるのでボートを持っている方は、一度挑戦してみましょう。ボートは海水浴場内から出航することが出来ます。
阿万海岸・阿万川尻でおすすめな釣り方
サビキ釣りでアジ・イワシ・サバ狙い、投げ釣りでキス・カレイ狙い、フカセ釣りでチヌ狙い、エビ撒きでメバル狙い、カゴ釣りでグレ・大アジ狙い、ルアーで青物狙い
阿万海岸・阿万川尻の周辺情報
近隣エサ・釣具店 原口釣具店
南淡路島で唯一の釣具店です。昔ながらのお店といった感じで、駄菓子屋にいるような明るいおばあちゃんが運営しています。エサは、アオイソメ、ゴカイ、オキアミ、アミエビのみでシラサエビは設備がないので釣り扱っていないそう。
都会の店舗のような最新のものは置いてないですが、基本的な仕掛け類は置いてます。
- 南淡路島で唯一の釣具店
- エサは、アオイソメ、ゴカイ、オキアミ、アミエビのみ(シラサエビはなし)
- 基本的な釣り道具は揃います。
- おばあちゃんが運営しているお店
営業時間
- 平日の営業時間 6時~7時~18時
- 土日祝の営業時間 6時~7時~18時
定休日
なし
原口釣具店の特徴
- 駐車場なし
- エサ、道具、仕掛け、小物類もあります。
- ☎0799-42-0159
原口釣具店のアクセス